心に刻まれた

様々な相談を受けることがありますが、一瞬で気が楽になったり、考え方を変えることはできないものです。目から鱗が落ちるという表現がありますが、現実的にはなかなかそうはいかないものです。私なども20年も前の失敗や店員の態度まで憶えているものです。…

苦しい時の頑張り

大谷選手は様々なことがありながらも順調に活躍されているようです。海外での生活であり頼みの綱でもあった通訳がいなくなり、それでも結果を求められるプロの世界で期待に応えるのは大変なことだと思います。メディアには出ない苦悩や努力があるのでしょう…

枯渇の時代に

住職になれば御堂や境内地を所有することになりますが、それだけではなくそれまでの借金や評判や人間関係も継承することになります。先代の評判が悪かったりすると、そのしわ寄せが新住職にくることがあります。今までの不満が若い新住職に向けられるのも、…

腐敗政治の原因

政治の世界では様々な問題や不祥事が起こっています。この原因は二大政党になっていないことにあると思うのです。もし与党が国民の信頼を失った時、それに代わる野党がなければ与党がそののまま国政を運営し、同じような不祥事が続くのです。野党に転落する…

胸に刻む生活

【刻石流水】かけた情けは水に流せ、受けた恩は石に刻めという言葉があります。相手に対してはいつまでも恩着せがましくならないように忘れてしまえということ。逆に相手から受けた恩はけして忘れることなく恩返しに励めということでしょうか。人の世にあっ…

内面の充実とは

些細なことにこそ、その人の個性や品格そして人間性が表れると思うのです。言葉ひとつでも配慮や無関心を感じますし、センスや教養を感じることもあれば、その逆の場合もあります。また、些細な行動にも、その人の信念や情熱を見出すこともあれば、偽善的態…

時は命なり

時間だけは誰にでも平等に与えられているといいます。たしかに今日一日という短期的に見れば同じ時間を持っています。その時間の使い方によって大きな差が生まれるわけです。ですが、人生という長期的な視点で考えれば不平等なものであり、誰がどれだけの時…

中国の若者へ

中国では漂流族と呼ばれる若者が増加しているそうです。経済の停滞と高い失業率にあえぐ若者達のなかで定職に就かず、好きな時に日雇いなどの仕事をしながら暮らす若者のことを指すそうです。将来のことを考えようとはせず、今が楽しければそれで良いと考え…

自分をアップデート

漠然とした不満や不安では、何を変えればよいのか、何をすればよいのか、なかなか見えてこないものです。具体的な道が見えてこなければ、心にある不満や不安はくすぶり続けるとになります。それは自分のなかにある不満や不安を棚上げにしている状態でもあり…

敵をつくらず

ケーブルテレビで大河ドラマ「西郷どん」の再放送を見ています。明治維新後の舞台になったのですが、西郷隆盛は情を大切にするあまり反乱の首謀者へと担がれてしまいます。対する大久保利通は情が分からないため暗殺されてしまいます。どちらも新しい国づく…

短文の価値

テレビでラインの返信について若者と中高年を比較していました。もちろん私はオヤジの部類に属しているようです。今まで考えもしなかった句読点に若者独自の意味がありました。また最も違うのは文字数でした。私はどうしても長文になってしまいます。スマホ…

この世は鏡なり

この世界とは自分の心を映しているものです。明るい心で暮らしている人にとって、この世界は光り輝いています。暗い心で暮らしている人にとっては、この世界は暗くつまらないものになります。たとえ同じような状況や環境であっても、心の状態によって見え方…

新NISAの恐怖

株価の高騰がニュースになっているようです。また、それを追い風に新NISAも話題になっています。政府は国民の資産形成のための制度といっていますが、年金をあてにしないでも老後を過ごせるように、また国民の資産を景気回復に充当しようする意図もあるよう…

捨ててこそ気づくもの

日々の何気ない生活こそ大切なのではないかと考えています。何か特別なものを求めるのではなく、日々の「あたりまえ」をいかに充実させていくかが幸福への正道なのではないでしょうか。いつもより「ありがとう」や「いただきます」にもっと心を込めてみる。…

本気な人

この世界において人が苦しむ原因のひとつに本音と建前があります。私達は自分の思いを抑えることで、時には偽ることで社会生活を営んでいます。けして全員の思いが一致することもなければ、すべての人と分かり合えるわけでもありません。そのため思ってもい…

人生の期待値

新聞の大学生調査で将来を考えた時に子供が欲しくないという回答が19%にのぼったそうです。うまく育てられる自信がない、自分の時間がなくなる、経済的に不安、子育てに伴う責任を負う自信がない、精神的に不安、子供を持つ必要性を感じないという順に理由…

こだわらない心

隣町への主要道路が狭く大変でした。道路拡張の要望看板も立っていますが、両側は住宅街となっており、移転させての拡張は難しいだろうと思っていました。先日、久しぶりに通ってみると、住宅街を迂回するように山側に新しい道路がありました。狭い旧道はそ…

相手から学ぶべき事

信頼関係の維持には不断の配慮と忍耐が求められるものです。親しき中にも礼儀ありといいますが、気を使う関係は疲れますし、古くからの同級生のように好きなことを自由に言い合える関係こそ本物なのだと思うこともあります。ですが、人間関係を選り好みして…

陰徳あれば

陰徳あれば陽報ありといいますが、人知れず善行を積んでいる者は必ず報われるということです。人はまず自分の生活を整えていかなければなりません。ですが、自分のことばかりではなく、周囲や社会のための善き役割を持たなければなりません。善行は目立つた…

不動のこころ

ストレスとなるイライラやバタバタのスイッチをすぐに入れないようにしなければなりません。心が不安定になると自分の弱いところが表に出るようになり、それがまたストレスとなり習慣となり泥沼にはまります。どんとかまえて動じない「不動のこころ」が大切…

猿が教えてくれたこと

野生の猿がよく遊びに来ます。餌場を見つけるとまずボス猿がお腹一杯に食べます。その間は他の猿はじっと見ています。ボス猿はますます体が大きく強くなり、満足に食べられない他の猿はなかなか強くなれません。野生の厳しさを見たように思いますが、人間の…

信頼あってこそ

地方にあっては一見さんだけで商売が成り立つことはありません。地域や常連さんの信頼があってこそ良い仕事を継続していくことができます。ですが、信頼ほど脆いものはありません。たとえば10回のうち1回でも欲を出してしまった、イライラしてしまったとい…

大切なものは

新年を迎え今年大切にするべきものは何かと考えました。慌ただしい現代社会においては「あらためて考えてみる」という機会がなかなか持てないものです。そのため惰性の生活を強いられているのかもしれません。ですが、目的や意思がなければ充足した生活はあ…

新たなる誓い

新年あけましておめでとうございます。新しい年を迎えると清々しい気持ちとなり、今年こそはという想いが生まれます。この想いを忘れることなく、一年間精進したいものです。今年は人生の大きな転機が訪れるかもしれません。人生を大きく変えてくれる出会い…

簡単ではないこと

少し前のことですが、当地はいきなりのドカ雪となりました。冬将軍の気配なくあたたかな12月だっただけに、いきなり1日で30㎝を超える雪はこたえました。しばらくは降らないとしても、今回の雪を片付けるのに1週間近くかかりそうです。屋根の雪下ろしもしな…

歩むべき道

国会議員の裏金問題が社会に衝撃を与えています。擁護するわけではありませんが、新人議員として派閥に参加してみると、先輩達はみんなあたりまえのようにキックバックを受けており、不安はあっても同じようにするしかありません。集団とは個人の判断や価値…

幸福の木とお釈迦様

お釈迦様の逸話は様々ありますが、そのひとつに農夫から「私は田畑を耕して食を得ているが、働かないものに食を与えることはできない」と言われます。これに対して「私は心を耕している」と答えたと伝わります。普通の者が言えば屁理屈なのでしょうが、お釈…

想いの強さ 

「正月前ですが参拝しても良いでしょうか」とか「こんな時期ですが参拝を」と言われるとこがある師走です。せっかくお参りするなら新年を迎えてからと思う人も多いと思いますが、可能であれば師走のこの時期に今年の一年の厄を払い、また今年の感謝を申し上…

継続は力なり

漫才番組を見る機会がありました。ひとつは登竜門的な若手の漫才、もうひとつはテレビでもお馴染みのベテランの漫才です。いつもテレビで見ているベテランですが、その漫才を見るのは初めてでした。若手と比べるとやはり面白かったです。毎日のようにテレビ…

令和6年甲辰年について

令和6年は【甲辰 きのえ たつ】の年です。 【甲】は春になって新芽を出す時期ではあるが、余寒が厳しくまだ思うように進めない状態を表しており、来年は慎重さが求められます。また、甲には「はじまり」という意味があり、新しいことへの挑戦や、今までの習…