毎日、山を見ながら生活していますが、山にある木々には同じものはひとつもなく、人間社会に似ていると感じるものです。まっすぐな木もあれば、曲がりくねった木もあり、樹勢も種類も様々ですが全体でひとつの山を形成しています。人間を木に例えるならば葉は日々の言動、枝は個性や価値観、幹は育ってきた環境や経験ではないかと思うのです。そして木を支え水分を吸収する最も大切な根の部分は人の心にあたると思うのです。
日々の生活において心が何を感じるかによって、その一日が大きく変わります。晴れ晴れとした気持ちでいれば何事も明るく楽しくなります。暗い気持ちでいれば何事もつまらなくなります。楽しいことがあるから楽しい気持ちになる。嫌なことがあったから暗い気持ちになると考えるのですが、実際はその逆なのです。心の状態によって、日々の生活から吸収するものがまったく違ったものになるのです。
能力や性格というものは磨くことはできても変えることはできません。いわば授かったものなのです。日々の言動は良くも悪くも習慣が固定化したものです。家庭環境や容姿もリセットすることはできません。現代の日本人は自由を享受しているかのようですが、肝心の自分という存在や日々の生活はガチガチに固まってしまっているのかもしれません。もっと自由に生きていくためには心を元気にしなければなりません。心は縛られるものがなく自由であり、新しく良いものを取り入れていくことで、日々の生活を活性化していくことができるのです。