甲子大黒天本山のブログ

このサイトは甲子大黒天本山オフィシャルブログとして福山主が担当しております。甲子大黒天の紹介のほか豊かな人生を送るために大切なことを書かせていただいております。

日本でも外貨獲得の英才教育

 小学校では国際人を目指すため英会話の授業が始まり、国際競争力を高めるためプログラミングの授業も始まるそうです。最近の小学生は習い事もたくさんあり忙しくて遊んでいる暇がないほどです。海外の勉強できない子供達に支援しましょうというコマーシャルを見ますが、勉強できない子供と同じように遊ぶことのできない子供への支援も必要なのかもしれません。勉強以上に遊びは子供の特権なのではないかと思うからです。


 いわば英会話もプログラミングも大人になってから稼ぐための授業です。北朝鮮のように外貨獲得のための英才教育なのかもしれません。もちろん経済発展も必要なのでしょうが、それ以上に私は稼ぐ能力よりも幸福になる能力のほうが大切だと思うのです。人間の最終目標は幸福であり、幸福と経済的な成功が比例することはありません。いつの時代からか幸福と経済的な成功が同一だと誤解されていますが、その違いを理解しなければなりません。


 平成を生きてきた日本人ならば経済的・物質的な豊かさが幸福に直結しないことは理解できると思います。平成の時代に多くの成功者が没落していき、様々なスキャンダルが起きました。断捨離という言葉がブームになったほど物があふれているのに幸福感は停滞しています。新しい時代を迎えるにあたり、誰もが生きる目的とする幸福とは物質的な豊かさと精神的な豊かさのどちらに属するのかを考えなければなりません。子供達には稼ぐことよりも、幸せになってほしいものです。

 


 

厳しい人を求めて

 真実というものは意外と残酷なものです。的確なアドバイスには厳しさが伴います。どうしても相手の欠点や弱さを指摘しなければアドバイスとはなりません。長所を伸ばすのもアドバイスですが、改善すべきところを指摘することも必要なことです。ところが、厳しいことを言って嫌われるよりは、相手のためにはならなくても、適当なことを言って誤魔化すこともあります。さらには厳しいアドバイスよりも適当な希望や慰めを求めてしまうものです。


 お互いに欠点や弱さを明確にすることで関係がおかしくなるよりも、適当なアドバイスで誤魔化すことを選んでしまいます。厳しいことを言う人も厳しい意見も求められていないのです。ですが、甘えを捨てて厳しい意見に自分をさらしてこそ分かることもあります。どこかのタイミングで厳しさと対峙しなければ、今の自分の問題を解決して成長することはできません。


 私達に必要な人は優しい言葉で甘やかす人ではなく、厳しい意見をくれる人なのです。本気で心配して怒ってくれる人なのです。そういうありがたい人間を遠ざけているうちは本当の信頼関係など築けませんし、成長することもできません。厳しい意見を否定するのではなく、その意見を活かさなければなりません。甘い言葉に安住するのではなく、厳しい言葉と誠実に向き合い、気づきと成長を得たいものです。

 

 

伝える方法

 誰かに頼みごとをするならば快く引き受けてくれる人に頼みたいものです。頼んでも文句を言われる人や恩着せがましい人には頼みたくありません。誰かに相談するならば温かく的確なアドバイスをしてくれる人に相談したいものです。冷たい人間や頼りにならない人に相談しようとは思いません。このように思うのは人間の素直な気持ちなのではないでしょうか。視点を変えるならば、自分は周囲の人から頼みこどや相談をしたいと思われているのか、それとも避けられているのかも考えてみたいものです。


 相手への評価を自分に向けてみることで、今まで気づかなかったことに気づけるかもしれません。人間というものは相手に対しては的確な判断ができるのに、自分に対してはなかなかできないものです。相手に向けている視点で自分を見ることも大切です。自分が相手に求めていることを、自分で実践できるようになれれば魅力的な人間になれるのです。ところが、相手には求めるのに自分はできないということでは意味がありません。


 行動で示すことの大切さを実感しています。口で言うことは簡単なのですが、言うだけで得られるものは何もありません。行動で示すことで着実な成果と成長そして信頼を得ることができます。周囲は見ていないようで見ているものです。見ているものは行動です。結局、私達は行動で示さなければ、伝えたいことを伝えることはできないのです。誰も理解してくれないと嘆く前に、行動で示すことや相手が求める人間になることを心がけてみたいものです。

 


 

勝負はすでについていた

 人生のなかには一瞬の判断で人生が大きく違ってくることがあります。とっさの判断に迷いや欲が絡むと大きな後悔となります。幸福や成功の人は一瞬のうちに最善の判断と行動ができる人なのです。幸運はつかもうとしなければ得られません。流れ星を見つけた時に願い事ができる人は、いつも自分が何を求めているのかが分かっている人です。いつも意識しているからこそ、とっさの時に行動することができるのです。


 一瞬の判断を求められたときに最善の選択と行動ができるよう日頃から意識を高め経験を積んでおきたいものです。避難訓練をしているからこそ災害が起こった時に迅速に動くことができます。訓練をバカにしている人はいざという時には何もできません。事が起きてからではなく、起こる前こそが勝負なのです。事が起きた時にはすでに勝負は決まっています。普段から心がけている人には勝てないものです。ここぞという時に力を発揮できるようになりたいものです。

 

 

 

巡礼ブームを考える

 以前も紹介しましたが今年は5月1日から10月31日まで置賜三十三観音のご開帳がおこなわれています。観音巡礼といえば西国三十三観音が有名です。1300年の歴史がありそれぞれのお堂も本尊も文化財ばかりです。訪れるならば誰しも荘厳な世界に信心の目覚めを感じるのではないでしょうか。また参道も整備され安全に参拝できるようにもなっています。


 足で移動していた時代には簡単に西国まで行くことはできず、もっと身近な所で観音巡礼がしたいと全国に三十三観音音霊場がつくられるようになります。いわば地方の観音霊場です。本家と比べればお堂も小さく由緒ある本尊ばかりではありません。また、参道も砂利道や山道でありたどり着くのも大変な所もあります。巡礼ブームということもありご開帳ともなれば地方の霊場にも全国から巡礼者が訪れます。


 全国の霊場を巡っている人ほど参拝よりも評価したい人がいるものです。まるで通知表をつけるかの如くメールを送ってくる人もいます。ここは良かった、ここが悪かったと評価するよりも、まずはしっかりと参拝していただきたいというのが本音です。大切なことは霊場の規模や格ではなく、どのような霊場であろうとも同じように参拝できる心なのです。一心に手を合わせお参りすること以上に大切なことはありません。

 

 

許す秘訣

 人としての成長とはこの世界の因果を知ることだと思うのです。私達は表面的なところに翻弄されているかぎり平安も幸福もありません。自分を冷遇するこの社会を怨んでも、自分に向けられる敵意ある言葉に反論しても、苦しく虚しくなるばかりです。自らが冷遇されるこの社会の問題は何か、どうすれば改善されるのか。それとも冷遇の原因は自分にあり、自分を変えることが求められているのか。踏み込んで考えていかなければ解決することも納得することもできません。


 どうして、この人は自分に敵を向けてくるのか。たまたま機嫌が悪いのか、誰に対してもそういう態度をとるのか、私が怒らせてしまったのか、相手が一方的に私のことを嫌いなのか。まずは敵意の原因が分からなければ対処することはできません。またその原因を理解してあげるところまでいってはじめて自らの心がやすらぐのです。相手から向けられる敵意を怨んでいるうちは苦しいままです。怨みを捨てるためには相手を理解し許すことが求められます。


 表面的な言葉ではなく相手の想いや立場さらには苦悩などを、客観的に慈しみをもって見ることができれば相手を許そうとする気持ちも芽生えてきます。相手が悪いと責めているうちはお互いに苦しいままです。相手ではなく自分に態度によって自分の心が定まります。自分が怨みから解放され晴々とした心でいたいならば、そのようにしなければなりません。人生経験により自分の心がしっかりと分かり、さらに深く相手の心が見えるようになれば、それだけ相手を許せるようになります。自らの器量を大きく成長させていきたいものです。

 

 

本当に変わるということ

 自分の人生を変えたいとは誰もが一度は願うことではないかと思います。ところが、現実は思うばかりでは簡単に変わるものではありません。変わらないのは、変わりたいと思っても何を変えればよいのかが分からないからなのです。ただ漠然と変わりたいと願っても具体的な変化がなければ変わりません。


 人生を大きく転換するためには、憎悪を感謝に、怠慢を精進に、不信を信頼に変える必要があります。今の自分を変えるということは、不幸を呼び込む原因を幸福を呼び込む原因に転換しなければならないのです。人を怨み続ける人が幸せにはなれません。怨むのではなく感謝してこその幸福なのです。テレビドラマのように簡単にいくことではありませんが、その気がなければ転換することはできません。


 怠慢な人が評価されることはなく、人を信じられない人が人間関係のなかで満たされることもありません。すべては自らの態度、言葉、行動が社会に発射され、巡り巡って返ってくるだけなのです。「なりたい自分になる」とはよく聞くフレーズですが、そのためには心の奥底で固まっているマイナスを温かい想いでとかしてあげなければなりません。