継続は力なり

 漫才番組を見る機会がありました。ひとつは登竜門的な若手の漫才、もうひとつはテレビでもお馴染みのベテランの漫才です。いつもテレビで見ているベテランですが、その漫才を見るのは初めてでした。若手と比べるとやはり面白かったです。毎日のようにテレビで目にする面々ですから、多忙であり漫才のネタを作ったり練習する時間も少ないように思うのですが、そこをしっかりやっていることが見て取れました。お笑い芸人にとっては漫才が原点であり基本であり、そこで手を抜かないところがプロ意識なのでしょう。


 この多忙でも売れていても原点を忘れない、基本を大切にするという意識があってはじめて人気を継続できるのでしょう。すぐに慢心してしまっては、すぐに面白くなくなり忘れられてしまいます。芸能界でなくても、原点や基本を大事にできる人が良い仕事や人間関係に恵まれるのではないでしょうか。いかに忙しくても為すべきことを為すことが求められます。向上のためには言い訳せず継続していく強さが大切です。たとえ1日10分のことでも1年間続ければ60時間になります。時間は作るものであり、その時間を何に向けるかによって人生が大きく変わってきます。才能や技能よりも時間を作りだし継続していく人のほうが勝るのではないかと思うのです。