腐敗政治の原因

 政治の世界では様々な問題や不祥事が起こっています。この原因は二大政党になっていないことにあると思うのです。もし与党が国民の信頼を失った時、それに代わる野党がなければ与党がそののまま国政を運営し、同じような不祥事が続くのです。野党に転落するかもしれないという危機感や緊張感がないため、自らを律するとか正すといった自浄作用が失われているのが現状なのです。


 物事が拮抗した状態はストレスともなりますが必要なことだと思っています。何事においてもライバルがいるから頑張れるということがあります。お互いに高め合うという関係が政治の世界にもあれば、日本はもっと発展していくことでしょう。人間は安定してしまうと停滞や衰退がはじまります。楽ができない安心できない環境も必要なのです。


 自分を律するとか高めるということは一人では難しいこともあります。仲間やライバルがいたり、追い込まれた状況にあれば、自然と頑張ることができるのです。スポーツの常勝校は選ばれた選手がしのぎを削り、また優秀な監督やコーチ陣がおり、さらには寮生活などで没頭できる環境があるからこその常勝なのです。切磋琢磨の環境が一人では到達できない世界へと導いてくれるのかもしれません。