時は命なり

 時間だけは誰にでも平等に与えられているといいます。たしかに今日一日という短期的に見れば同じ時間を持っています。その時間の使い方によって大きな差が生まれるわけです。ですが、人生という長期的な視点で考えれば不平等なものであり、誰がどれだけの時間を与えられているのかも分かりません。

 

 私達は生まれた時、それぞれに人生の時間を与えられました。その時間をどんどん使っていくわけです。増えることはなく、減っていくばかりです。しかもお金とは違って時間は見えないため、どれだけ使ったのか、どのように使ったのかも分かりません。日々、自分が持つ時間を切り売りして生きているのですが、その実感がありません。

 

 時は金なりといいますが、時間は無料でも無限でもありません。だからこそ大切しなければならないのです。自分の持つ時間を命と考えることができれば、時間の使いかたも違ってくるかもしれません。時間を無駄にすることは、命を無駄にしているともいえるのです。小銭でもコツコツ貯めれば大金となります。時間も大切に使っていれば、それだけ人生が豊かになっていきます。新年度を迎えるにあたり、時間に追われる生活から、時間を楽しむ生活に切り替えていきたいものです。