短文の価値

 テレビでラインの返信について若者と中高年を比較していました。もちろん私はオヤジの部類に属しているようです。今まで考えもしなかった句読点に若者独自の意味がありました。また最も違うのは文字数でした。私はどうしても長文になってしまいます。スマホよりもパソコンのメールが先だった私は相手への説明を意識し不足や不明がないようどうしても長文になってしまいます。若者は短文です。要点を一言で伝えるというよりも、単純な返答や自分の気持ちの表現に見えてしまいます。そのため無限のやり取りが続いてしまうように思うのですが、世代間のギャップを感じてしまいます。


 ですが、この短文から学ぶこともあります。すべてを言葉にするのではなく、相手を信頼して判断を任せるということです。長くなるほど伝わらないということもあります。親子の会話などは、どうしても長くなってしまい子供が嫌々になってしまいます。名文ほど短いということがあります。不要なものを削り落としているからです。それは自分を良く見せたいという自己アピール、相手への不満や憶測、そして押しつけなど不要なものがなく、本当に必要な真理だけを表現しているからなのかもしれません。日々の会話もトークも長くならないよう気をつけたいものです。