大転換の時代

 今年の長く続いた残暑には疲れました。もはや気候が変わったのではないかと思います。今後は年中行事が見直され、夏場の生活には様々な規制が必要になるのかもしれません。温暖化は加速していくばかりです。


 ダーウィンは「強いものが生き残るのではない。環境の変化に適応できたものが生き残る」と言っています。過酷な環境の変化にどこまでついていけるのか。人間の自業自得なのですが、そのツケを支払うのは未来の子供達です。そう思うと心苦しくなり、少しでも環境保護に貢献できればと思います。


 仏教でも諸行は無常なり、万物が変化のなかにあると説きます。それは変化しなさいということではなく、変化を受け入れなさいということです。いわば自分にとって都合の悪い変化と、どのように向き合うかということです。歯医者に行くのが嫌だと逃げ回る子供のようではいけません。避けることができないならば、挑むしかありません。


 仕事も価値観も大転換の時代です。納得できないことも多々あります。ですが「できる、できない」で考えると言い訳ばかりになってしまいます。そこで「やるか、やらないか」で考え前に進むしかありません。変化に上手に適応していきたいものです。