苦労の先にこそ

 私は愚かで弱い人間ですが、そんな自分が嫌いではありません。今までも色々ありましたが、ここまで来ることがてきました。これからも多事多難あると思いますが、なるようになっていくことでしょう。辛い時には、この嵐がいつまでも続くことはないと楽観的に考え、幸せな時には感謝の一念で過ごしたいと思います。幸福と不幸は紙一重であり、「辛」に一画足せば「幸」になります。この一画を自分で付け加えることができれば、たとえどのような状況にあろうとも、希望を見失うことはありません。


 人類の進歩は苦難や不便を克服してきた歴史でもあります。人生も苦労を苦労のままにすることなく、克服することで報われるようになります。与えられた苦労に責任をもって挑むことで、苦労がまったく別のものに変わっていくのです。成功も幸福も苦労がその姿を変えたものなのです。与えられた出来事や出会いのひとつひとつに意味があり、誠実に向き合っていくならば、大きな苦労ほど大きな喜びへと変わっていくはずなのです。