気を満たすことで

 気合とか気概といいますし、気を張るともいいますが、目には見えませんが気というものが大切だと考えています。何も超人的なものを求めるということではなく、日々の生活においてエネルギーを満たしておくことが必要であり、その表現としての気なのです。現代社会においては気の抜けた人が増加しているように感じられます。第一印象として疲れているような、無気力そうな、意思が感じられないような、そんな人を気の抜けた人と勝手に定義しています。


 目には見えませんが、その人が持っているエネルギーのようなものを感じられると思うのです。意欲的な人ほどそのエネルギーを強く感じます。精神的なエネルギーであり、何事にも前向きだとエネルギーが強くなり、否定的だったり懐疑的だったりすると減少します。この気が私達の幸・不幸にも大きく影響しているように思うのです。このエネルギーを体内で活性化しておくことで、意欲的に取り組むことができ、疲労を意識することも少なくなると思うのです。


 周囲を見渡すと、たしかにそういう人がいるものです。どうしていつも活動的なのか、楽しそうなのか、疲れないのか、それはエネルギーで満たされているからなのでしょう。体力には限界があり休息が必要ですが、精神的なエネルギーは私達を支えてくれます。いかに自分のエネルギーを高め維持するのか。人生や物事に対する価値観や態度がエネルギーの質や量を決めると思うのです。まずは気を意識して、上手に導いていきたいものです。