蛍の光と私の光

 昨日、蛍が飛んでいました。今年は何でも例年よりも早いようで、予定されている地元のほたるまつりの頃には、どうなっているか心配でもあります。蛍は光らなかったらただの黒い虫でしかありません。きっと誰も興味を示すことはなかったでしょう。ところが、光ることによって保護され、各地で清流の象徴である蛍の保護活動がおこなわれています。他の昆虫からすれば不平等だと憤慨しているのかもしれません。


 私達もキラリと光るものを持ちたいものです。学校でも会社でも特技を持っている人は強いものです。他の人ができないことであればあるほど頼りにもされます。天性のものでなくてかまいません。ニュースになるような特技でなくてかまいません。誰もがやろうと思えばできるけれども、習得するには時間や経験が必要であるものをコツコツと積み重ね特技とすることが大切だと思うのです。


 努力によって習得したものは自分の支えになります。精神的な自信にもなりますし、仕事での大きな武器にもなります。自分に相応しい能力を早いうちから育てていくことです。ある意味、早い者勝ちであり先に名乗りをあげてしまえば、周囲は道を譲ってくれます。自分の特技や特性といったものは、放浪して探してみないと分からいものです。色々なことに挑戦してみるからこそ、いつか「これだ」というものに出会えるのではないでしょうか。