あたりまえに思う

 冬は結露の季節でもあります。雪国ではファンヒーターを使うことが多く、あまり乾燥することはないのですが、結露に悩まされます。そこで電動の結露取りを使ってみたところ、今までの時間と手間は何だったのかという便利さでした。ところが今年その機械が壊れてしまいました。電動に慣れてしまい、もとの不便さに戻れなくなっており、新しいものを購入することにしました。慣れてしまうと、あってあたりまえになってしまいます。通販で気に入らなければ返品可能なものがありますが、手に入れてしまえば手放したくなくなる心理をついています。


 この「あたりまえ」という感覚に違和感を感じることができないものです。そのため負の感情や悪習を改めることなく、いつまでも続いてしまうことがあります。大学という書物に日々に新たにとありますが、眠りにつくときには一日をリセットして、朝起きたならば新しい自分になることです。そうすれば惰性に流されることはなくなります。


 今の自分に対して肯定ばかりでも否定だけでもなく、認めるべきところは認め、反省すべきところは反省して、明日に向けて新しい自分を作っていかなければなりません。あたりまえがないことを「ありがたい」といいます。積極的に自分と向き合っていると謙虚になり感謝の心で満たされるようになります。日々の生活において「あたりまえ」を「ありがたい」に変えていきたいものです。