関わりのなかで

 忙しい日々か続いております。法務に専念できれば良いのですが、俗世につかり様々な役割を与えられております。自ら望んだものもあれば、押し付けられたようなものもあります。どれも仕事量以上に期待やプレッシャーが負担になることがあります。近年は仕事もほどほどにプライベートの充実を求める傾向もありますが、なかなかそうはいかないものです。


 私はどのような仕事であれ関わったならば、できる範囲ではあれ頑張りたいと思っています。個人の楽しみよりも、地域の様々な関わりのなかに楽しみを見出したいと思うのです。活躍できる喜び、居場所がある喜び、忙しいと愚痴ることができる喜びなど、面倒だと思うことなく関わっていくことで得られる充足もあります。


 今後はいかに周囲と関わるかということが社会的にも課題だと思います。個人の世界に没頭できる環境が整備されていくなかにあって、昔ながらの会って話をすること、一緒に汗を流したり食事をすること、懇親を深めたり愚痴を話すこと、こういったことが大切になってくるはずなのです。人を恐れず関わっていくことで、思いもよらない居場所や役割を見つけられるかもしれません。