ストレス社会の生き方

 今回のコロナ禍によって日本のストレス総量は3割ほど増えたのではないかと思います。ストレス社会といわれて久しいわけですが、ストレスは増加の一途をたどり私達の苦しみもそれに比例して大きくなり、心も体もストレスに蝕まれつつあります。今後はしっかりとストレスと向き合っていくことも大切ではないかと思うのです。


 もはやストレスと無縁で生活することはできませんから、ストレスに負けないよう強くなるしかありません。ストレスへの対処にも個性があると思うのです。ストレスに負けない自信を持つこと、ストレスを感じない鈍感力を持つこと、ストレスをはね返す柔軟力を持つこと、ストレスを課題に変える探求力を持つこと、ストレスを感謝で相殺すること、人により様々な対処法があるのではないかと思うのです。


 イライラしているその原因はストレスなのか、寝ても疲れが取れない原因はストレスなのか。日々の生活のなかでの困りごとの原因がストレスと分かれば、感情や行動を制御することもできると思うのです。「彼れを知り、己れを知れば、百戦殆うからず」という言葉もありますが、ストレスを知り、ストレスに翻弄される自分を知ることで、その対処法も見えてくるのかもしれません。