未来の自分のために今を生きる

 縁日などに行くと紐の先に景品がついたくじ引きがあります。高価な商品もぶら下がっていますが、はたしてどういう仕掛けになっているのでしょうか。縁日はさておき、日々の言動が最終的にはどこにつながっていくのかを考えることも必要です。不用意な一言を自分はすぐに忘れてしまっても、相手は一生忘れることなく怨まれるかもしれませんし、もしかしたら大事なところで裏切られるかもしれません。今日の怠慢が20年先の後悔につながるかもしれません。


 ある意味、人生は後悔の連続なのかもしれませんが、それは先々を見据えて今を生きていないからなのかもしれません。「未来の自分のために今を生きる」という視点を持つことで、今の生活が充実してきますし、未来の自分も輝いてくるのかもしれません。もしかしたら今の「面倒くさい」は未来の「あの時のおかげで」になっているかもしれません。今の「楽しい」は未来の「もっとあの時に」になっているかもしれません。


 自分も人生も長い時間をかけてつくっていくものですが、長い目で見ることが大切だと思うのです。未来の自分に何を期待するのか、どのような人間になっていてほしいのか、そこから逆算して少しでも自分の未来に貢献したいものです。10年後の自分がどのようになっているのか、まったく分からないわけですが、だからこそあきらめることなく頑張ってみたいと思うのです。