困難や苦労の正体

 生きていれば様々な困難や問題もやってくるものです。こういったときには悲観しても意味がありませんから、このあとの喜びや幸福の準備段階だと考えたいものです。大きな困難や問題であるほど、それを乗り越えた時の見返りも大きいと思うのです。乗り越えられないものは与えられないはずなのです。どのようなものであれ今の自分の総力を結集すれば大丈夫なはずです。人間は本気になれば大概のことはできるはずなのです。


 今までがダメだったから、これからもダメだと考えるのは間違いです。人間は何歳からでも生まれ変わり、これからのために喜びの種をまくことができるのです。過去に囚われ今を犠牲にするのではなく、未来の希望のために今を頑張るのが正しい生き方なのです。自分がいかにダメなのかを延々と語る人がいますが、自分がダメだと暗示をかけているようなものです。それではいつまでたっても不幸から抜け出せません。


 困難のない人生はなく、苦労を知らない人もいません。誰もが困難や苦労を経験していますが、困難や苦労をそのまま背負っている人と、困難や苦労を乗り越え報われている人に分けられます。どうして嫌だ嫌だと言いながらいつまでも背負っているのか。さっさと踏み台にして報われればいいのです。自分を信じて困難や苦労と誠実に向き合うならば、自分が求めていた喜びや幸福にその姿を変えてくれるのです。