日韓問題から学ぶ人間関係

 日韓問題は長引きそうです。自制を求めるアメリカは中国と摩擦が続き、イギリスもEUから脱退問題がスッキリしないようです。お互いに自分の利益を優先しているうちは解決の糸口は見出せないものです。国なら自国、会社なら自社、個人なら自分を中心に考えているうちは争いばかりになります。平和や安寧を求めるならば、問題を解決したいと思うならば、利害のつなひきをやめなければなりません。


 交渉するためには道理か損得しかありません。お互いの良心によって建設的・平和的に解決するか、争うことの損失よりもお互いがそれぞれに利益を得ることのできる道を探るかなのです。良心もなく、自分の利益しか考えられないとしたら、もはや交渉の余地はありません。今の日韓関係は信頼関係が崩壊し、相互の利益よりも反日感情が先行しているため方策がありません。冷静になれなければ解決することはないでしょう。


 何事にも相手があるものです。その相手とどのような関係を築くかによって日々の生活が大きく違ってきます。自分の生活でありながらも、その内容を決めるのは周囲との関係性なのです。毎日を楽しく過ごすためには争ってはいけません。嫌いな人や苦手な人とも上手に付き合わなければなりません。日韓問題を自分のこととして考え、日々の人間関係について考えてみたいものです。難しい人間関係をどのように、とらえていけば良いのでしょうか。