信じることができれば

 否定的な人や悲観的な人は幸せになることができません。幸福を求めて生きている人間にとってそれは致命的なことです。自分も周囲も社会も否定して、可能性を求めることなく何事も否定して悲観するばかりでは、ますます奈落へと落ち込みます。大切なことは否定ではなく肯定なのです。無条件に自分を信じることができれば、新しい道が開けていきます。何事も自分を信じることからはじまります。


 自分を信じられるようになると、相手も信じられるようになります。自分に対してできないことを相手にしてあげることはできないのです。自分に対して優しくできるからこそ、相手にも優しくできるのです。自分が頑張ることができるからこそ、相手の努力を認めてあげることができるのです。自分の悲しみを素直に認められるからこそ、相手の悲しみも理解できるのです。まずは自らが実践することが最初の一歩なのです。


 実践によって自信がつくと前向きに考えられるようになります。今までは否定・悲観に埋もれていたとしても、行動できるようになれば自然と考え方も変わるようになります。自分の心を束縛する重荷を捨てるためには明るく前に進むしかないのです。失敗しても迷っても自分を信じ切った人だけが前向きに頑張れるのです。自分を信じ裏切ることがなければ必要なものはあとからついてきます。私には何もないと思ったとしても、そんな自分を素直に認めてこれからの可能性を信じることができれば道は開かれていくのです。