eスポーツを考える

 eスポーツ(エレクトロニック・スポーツ)が注目されているようです。 これはチームで対戦するゲームの試合なのですが、海外ではスポーツとして認知されている国もあります。オリンピック種目になることも期待されているようです。オリンピックを控える日本でも注目されるようになってきました。専門学校も登場し、国内においても賞金つきの大会もあるようです。ですが、私はゲームをスポーツとして認めることには抵抗があります。


 子供が部活で遅くまで一生懸命に練習していれば頑張っていると認められますが、ゲームの大会に出場するからと頑張っていても素直に求めることはできません。こういう感想に対して必ず「今の時代は」と反論されますが、必ずしも時代の流れが正しいということはなく、世界中の歴史が過ちを犯しながら現在に至っています。時代の流れというものは必ずしも善人が志を持って作るわけではありません。特に流行というものは企業の打算によって作られます。


 どのような世界にもプロは存在し、裾野が広いほどレベルは高まります。しかし、ゲームをスポーツとして認知し裾野を広げることに意義を見出せません。これまでのように好きな人がその人なりに楽しめばいいと思ってしまいます。昭和の時代には漫画は子供が読むものという意識がありましたが、今では世界に誇る日本文化になっています。はたしてeスポーツはこの先どうなっていくのか。時代の流れが激しいなかで翻弄されずに生活することの難しさを感じます。



応援クイックお願いします
にほんブログ村 哲学・思想ブログ 仏教へ
にほんブログ村