考えるほど不安に

 最近、朝起きると喉に痛みがあり一週間続いたので病院に行きました。結果はたいしたことなかったのですが、前日までは様々なことを心配し、考えるほどに最悪のシナリオを描いてしまいました。もう声を出すことはできなくなるかもしれないとさえ考えました。冷静に考えれば症状的にも確率的にも滅多なことはないと思うのですが、つい悪い方へと考えてしまうのは悪い癖です。


 何事においても人間は極端に考えてしまうものです。もはや思慮ではなく妄想の領域ではないかと思えようなこともあります。私達がいかに妄想しようとも、現実はいつもシンプルに程々のものです。私達が一喜一憂するのは極端に考えてしまうからです。妄想の世界を抑えることで、心をおだやかに保つことができます。


 健康、人間関係、仕事、恋愛など考えれば考えるほど現実から遠く離れてしまうのかもしれません。病気が心配なら病院へ、人間関係が心配なら当人へ、具体的な行動によって不安を払うことが大切だと思うのです。また、考えるばかりでは妄想に埋もれ、行動ばかりでは思慮に欠けます。考えることと行動することのバランスを上手にとりながら前向きに歩んでいきたいものです。



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