本番に臨んで

 たとえ10分のプレゼンでもなるべく練習するようにしています。いきなり本番に挑戦するのと、練習してから本番に臨むのとでは、クオリティがまったく違います。重要な本番ほど練習や準備が大切になります。事前の見えない努力を軽んじることは、自分に対しても相手に対しても失礼ですし、大きな成長や成果を得ることはできません。日々のちょっとした心得や練習を積んでこそ人は進歩することができるのです。


 事前告知の本番もあれば、突然めぐってくる本番もあります。突然の本番こそ日頃の自分が問われるものです。急に指名されてから頑張るのではなく、いつ指名されても大丈夫なように日頃から備えておくことが大切だと思うのです。舞台などでも自分の役だけを練習するのではなく、どの役でもこなせるくらいの意識でいると、突然の代役というチャンスをものにすることができます。全体の流れのなかで、自分の部分だけを切り取って仕事をしている人に大きな仕事はめぐってきません。


 チャンスとは備えている人に訪れるものです。もしくは誰にでも平等に訪れますが、備えている人でなければものにすることはできません。流れ星を見つけた時になくなる前に願い事をすると叶うといわれていますが、いつも具体的な願いを持っていなければ願い事をすることはできません。大切なことは日頃の態度であり努力です。普段0点の人がいきなり100点を取ることはできません。普段から100点とはいいませんが、それなりの点数を積んでおくことが大切ではないでしょうか。



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