最高のタイミング

 地元では数日前に最低気温がマイナス16度と今期最低を記録しました。そういう環境での雪道の運手には気を使います。基本は急発進・急ブレーキ・急ハンドルをしないことです。無理に車を操ろうとせず、ただ車に乗せられているような感覚がいいのかもしれません。油断すると周囲も巻き込み大事故につながることもあります。便利ではあれど凶器にもなる鉄の塊に乗っていることを忘れないようにしたいものです。


 人生にも流れのようなものがあると思っています。順調な時には思うように進めますし、逆境になればいくらあがこうとも思うようには進めません。私は状況に応じた流れに乗ることも必要だと思っています。これは変節するということではなく、流れを見極め時期を待つことが大切だと思うのです。幕末の頃に多くの志士が維新前に命を落としました。現状に対する危機感や使命感があり活動したわけですが、もう少しだけ待つことができたならば新しい日本を見ることができたかもしれません。


 種をまいてもすぐに果実を得られるわけではありません。暑さ寒さに耐えながら少しずつ成長しなければなりません。条件が整わないのに結果を求めても得られるものではありません。何事も条件とは一朝一夕に整うものではなく、紆余曲折があり流れがあります。早すぎず遅すぎず、無理せずあきらめず、上手に流れに乗ってここぞというタイミングで力を発揮したいものです。




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