大掃除よりも大切な新年の準備

 師走になると一年の速さを実感させられます。新年の到来を寿ぎ、桜に春の到来を喜び、お盆の供養をすませば、日毎に涼しく寒くなり、気がつけば12月を迎えました。この一年、暇を持て余して過ごしてきたわけではありません。為すべきことがあり忙しく過ごしてきた一年なのですが、はたして、どうだったのかと考えれば反省も尽きないものです。もっとこうすれば、ああすればと様々なことを思います。


 もっと時間があれば、もっとお金があれば、もっと能力があれば・・・と「もっと」の連想ばかりですが、条件や環境を求めるのではなく、自分の限界にもう一歩だけ踏み込む勇気が必要なのだと思うのです。現実の生活はないものばかりです。そのため、つい「もっと」という言葉が出てくるのですが、虚しい言葉を連呼するよりも、頑張ればできることを少しずつやっていくしかありません。


 現在ヘルニアのリハビリをしていますが、最初の頃は他の人が見てもリハビリをしているようには見えない程度のものでした。無理せず少しずつ筋肉を動かしていくことで、今まで意識していなかった腰を支える筋肉を鍛えます。何事も急激なものは長続きしなかったり、どこかに負担をかけてしまいます。誰も気づかないけれども確実に変化している、周囲が気づく頃には大きく成長している変化が理想ではないでしょうか。今年の反省がなかなか来年にはつながらないのですが、この時期に反省と目標をしっかりし、新しい一年への準備をしたいと思います。




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