甲子大黒天本山のブログ

このサイトは甲子大黒天本山オフィシャルブログとして福山主が担当しております。甲子大黒天の紹介のほか豊かな人生を送るために大切なことを書かせていただいております。

進むべき道

 入院中に聞いたことなのですが、痛みがひどいと痛みのことばかり考えるようになり、痛みに敏感になるそうです。これは何事にも通じることだと思うのです。お金のことばかり考えていると、ますますお金に執着するようになります。相手が憎いと考えてばかりいると、ますます憎しみに囚われるようになります。もっと欲しくなり、もっと憎くなり、だんだん冷静な判断ができなくなり、恐ろしい結末を迎えるということがあるかもしれません。


 仏教では執着を戒めます。どのような執着であれ人間を幸せにするものはありません。たとえ受験や試合であっても合格や勝利に執着してしまうと、悪魔の誘惑に屈するかもしれません。よく魔が差したといいますが、執着によって心に隙間ができると侵入されてしまいます。私達の心は自分で思っているよりも弱いもので、ニュースで報道されるようなことが、我が身にも起こるかもしれないのです。


 考えるべきは「その先」です。合格することが目的ではなく、合格して何がしたいのかを考えなければなりません。お金を得ることが目的ではなく、そのお金で何がしたいのかを考えなければなりません。その先を考えることで、視野が広くなり目標に向けての様々な道が見えるようになり、執着から解放されます。また、憎しみならば、これからも憎しみ続けるか、それとも仲直りしたいのかを冷静に考えれば、望むべき「その先」が見えてくるのではないでしょうか。


 何事も道理に照らして考えれば正しい答えが見えてきます。迷いや不安が払拭できないとすれば、まだ心が落ち着いていない状態なのです。心を落ち着けてこそ、道理に照らして考えることができます。また、道理ということを学ばなければなりません。その人に道理がなければ、道理に照らすこともできません。道理を学び、心を落ち着けてこそ、進むべき道が見えてきます。 




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