心の色

 最近、お店で嫌な思いをすることが続きました。この社会には様々な人がいるわけですが、お互いにおだやかに暮らしたいものです。人によって表現は異なりますが、それぞれに雰囲気やオーラをまとっています。疲れていたりイライラしていると、まとうオーラも濁ってしまいます。その影響は周囲にも及ぶものです。ふたつの絵の具を合わせると色が変わるように、人間も出会いによってお互いの色が変わっていくことがあります。


 たとえ日々の些細な関りでも色が変わることがあります。スーパーの買い物でわずか1分程度の接触であっても、店員の態度が悪いと不機嫌になれば、そのイライラはしばらく続き、色合いも怒りを示す色に変わっていきます。朝と夕方で自分の色がどのように変わっていくのか興味深いところです。おそらく疲れた一日と楽しかった一日とではまったく違う色になっていることでしょう。ウルトラマンではありませんが、心の状態を色として把握してみるのも面白いと思うのです。


 今の自分の状態を色に例えるならば何色なのか。そして危険な色を持っている人には巻き込まれないよう距離をとりましょう。疲れている時は無理をしないようにしましょう。私は深い湖の青い色や月の青銀の色などが好きです。自然と心が落ち着きます。ですから、心の状態もそういった色で安定するよう心がけています。イラっとした時、ドキッとした時、心の色合いに波紋が生まれ違って色が侵入してこようとしますが、今の色合いを保てるよう心を落ち着けます。しばらくじっとしていると波紋はなくなっていきます。そして美しい色合いが戻ってきます。美しい心で生活したいものです。