後悔の解消

 私などは後悔ばかりの人生を送ってきたように思います。人間の後悔というものは、やろうと思えばできたことをやらなかった後悔が多いのではないでしょうか。もう少し相手の気持ちになれれば、もう少しやさしい言葉をかけていれば、ほんの少しの手抜きが後悔の種になるのです。分かっていること、思いついたこと、なんだか気になったことは、何かしらのアクションにつなげたいものです。


 後悔のない人生とは「やるだけのことはやった」と思えることなのかもしれません。結果の有無によって後悔が生まれるのではなく、自分で満足できるだけのことをやったかどうかなのです。面倒だとは思わずやるべきことをやっていれば、自分に嘘をつくことがなければ、心の奥底がいつまでもチクチクと痛むことはなくなるのかもしれません。


 やろうと思えばできる些細なことを大切にしていきたいものです。できないことを無理してやろうとするのではなく、今の自分にできることを積んでいくことが成長と満足につながります。10年前を思い返して、当時の未熟さを笑えるのは成長できた証ともいえます。後悔からも学び、同じ後悔を繰り返すことがないよう、為すべきことを為すというシンプル過ぎることを大切にしたいものです。