エネルギーの方向性

 不景気だから倒産した、競合店や大型店が進出してきたせいで倒産したと聞くことがあります。ですが、何事においても原因は外ではなく内にあるものです。また、本当の敵も外からやってくるものではなく、自分自身であるということを知らなければなりません。倒産してしまってからでは手遅れですが、時代や他店に責任を求めても何も変わりませんから、やはり経営努力ということが大切になるのではないかと思います。どのような仕事であれアイディアや人徳によって大きく変えていくことができます。


 何事においても初心で頑張る時期、安定してくる時期、怠慢になる時期、没落していく時期に分かれます。その違いは心の状態によります。最初は誰でも頑張れますが時間の経過とともに、心が変化していきます。その変化が向上であればいいのですが、多くの場合には劣化していくものです。心が伴わない状態では何をしても上手くはいかないものです。心というものは目に見えるものではありませんから、気をつけて心の状態を確認しておかなければなりません。


 長い人生をつねに緊張感をもって頑張り続けることはできません。緩急が必要であり、休息や充電も必要です。ところが往々にしてメリハリをつけられずに惰性に流されてしまうのが心というものです。停滞と休息の違いを考えなければなりません。私達はつねに魂からエネルギーが生まれてきます。そのエネルギーを活用するのか浪費するのか充電するのか。そのエネルギーを活力として正しい方向に向けていくことで、私達の生活は充実するようになります。
 



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