見えないものを見る

 小学校にはアウトメディアに挑戦する日があります。テレビやゲームから遠ざかる取り組みです。うちの子もアウトメディアに挑戦すると確かにテレビやゲームには触れませんが、暇だ暇だと一日中ゴロゴロしていることもあります。大切なことはテレビやゲームに触れないことではなく、空いた時間を有意義に過ごすことだと思うのです。読書や外で遊ぶことをメディアよりも楽しいと思ってもらえたらと儚い願いを抱いてしまいます。


 何事も本質を捉えることが大切です。勉強であれば、ただ暗記すれば良いのではなく、何のために学ぶのかを考えなければ本気になれませんし、効率よく学ぶコツというものもあります。仕事でも給料のためよりも、働く意義、人間関係、仕事のスキルなど様々なこと加味して考えられなければ有意義な仕事はできません。同じようなことをしていても、そこに深い考えがあるのか、ちゃんと先々を考えているのか、どのような想いや考えがあるかでまったく違ってきます。


 表面的なところで生きていると思うようにいかないことが多いものです。あの人は恵まれている、うらやましいと思われるような人は、それだけのことをしているものです。優雅に泳いでいるように見える白鳥も水面下では足をバタバタ動かしています。私達も見えないところの努力、忍耐、志などが分かるようになりたいものですし、そういうものを私も持ちたいと思います。
 

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