私は３〜５年周期で新しい課題が与えられると思っています。その課題を解決するのも棚上げするのも本人の自由です。学校の宿題とは違い、人生の課題は強制されるべきものではありません。ですが、勉強と同じで苦手なところを克服しておかないと、そこから先に進めなくなってしまいます。また、時間が経つほど克服するのも難しくなってしまいます。天からの課題は絶妙なタイミングで与えられるものなのです。
課題を「与えられる」と表現しましたが、いわば天からの配慮であり、その課題を克服することで成長できさらなるステージに進むことができます。私は人生にはいくつかのポイントがあると思っています。そのポイントで何を考えたのか、何をしたのか、どう進んだのかによって、その後の人生が大きく変わっていきます。いつも全力でなくとターニングポイントを大切にすることで、より豊かな人生を得ることができるのです。
たとえば、嫌なことが続いている、自分の限界を感じている、悩むことが多くなったというのは、課題を与えられているのかもしれません。まずはそれに気づき変わろうとすることが大切です。現状を変えていくためには、自分が変わらなければなりません。世の中もまわりの人も思うようには変えられないからこそ、自分が変わらなければならないのです。人生とは自分を完成に近づけるための旅でもあります。欠けているところを補い向上していくなかで、今生の世において自分に与えられた役割に目覚め、充実した生活を送ることができるのではないでしょうか。
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