新しい自分の発見

 私はなるべく面倒なことから手をつけるようにしています。面倒なことほど後回しにしたくなりますが、後生大事にとっておくほど、ますます嫌になってしまうからです。面倒なことに挑戦するためには勢いも必要です。一気に手をつけたほうが楽なのです。ちなみに、面倒なことの多くは依頼や調整など対人関係のことが多いようです。「あの人とはあまり関わりたくない」とか「また文句を言われるかもしれない」と思うほど、面倒になってしまいます。


 楽なことをするのは楽なものです。簡単なことをするのは簡単なことです。ですが、自分の力を伸ばそうと思ったら、面倒なことに挑戦していかなければなりません。誰もが嫌がるような仕事こそ自分の可能性を広げるチャンスでもあるのです。そういったことに挑戦できる意欲を持てれば、大きく成長していくことができるかもしれません。


 よく「茨の道」という表現がありますが、自分の前にふたつの道が現れたとき、楽な道を無難に選ぶのか、あえて大変な道を選ぶのか。無難にまとめようとするタイプ、ゲーム感覚で冒険するタイプ、何事にも挑戦しようとするタイプなど様々だと思います。どれが正しいということはなく性格なのだと思います。ただ、いつもとは違う行動パターンにトライしてみることも面白いと思います。私達はいつのまにか同じ行動様式が定着しているものです。あえて違うことをしてみることで、新しい自分の可能性を発見できるかもしれません。


 私などはつまらない自分を壊してみたいという願望を持っています。できあがってしまったキャラに安住しているのは安全なのですが、それをあえて壊したくなることがあります。もっと新しい自分に出会いたいと思うのです。思春期の頃の自信のない自分からの逃避ではなく、さらに自分を深めるために多様性が必要だと思うのです。もっと色々な面を開拓していくことで、幅の広い人間になれればと思っています。



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