人から自分を学ぶ

 私の通っている書道教室には書道の先生として教えておられる方が何人もいらっしゃいます。先生として自分の教室を持っているのに、一生徒として習い続ける先生方を私は尊敬しています。さらに自分の書を磨くために、驕ることなく謙虚でいるために習っておられるのかもしれません。
 


 ずいぶん前にある方に「どうして先生になっても習っているのですか」と聞いたことがあったのですが、その時には「自分にはない感性や視点を学ぶためですよ」と答えられた方がいらっしゃいました。
 


 「あなたの長所と欠点を教えてください」と聞かれると迷うものです。それだけ自分という人間が分かっていないということなのかもしれません。私達には様々な気づきが必要です。その気づきを得るためには人に頼ることも必要なのかもしれません。
 


 大人になると陰で言われることはあっても、面と向かって「あなたのそういうところを直したほうがいいよ」とは言ってもらえなくなりますし、言えなくなります。だからこそ、相手と自分を比べて自分の足りないところに気づいていかなければなりません。相手を通して自分を知るということなのかもしれません。そのためには尊敬できる人物との出会いと、人から学ぶという謙虚な気持ちが大切ですね。





写真日記
 我が家の屋根の写真です。手前は前日降った雪、後ろは十日間で降った雪です。春が待ち遠しい今日この頃です。ただ、春になり雪がなくなるだけで思いっきり幸せを感じることができそうな気分です。昨日は消防団のポンプ小屋の雪下ろしもありました。普段は一人でしているのですが、みんなで雪下ろしをするとやり方もそれぞれで勉強になりました。本から学ぶよりも人から学んだ方が体験や実践の中で学ぶだけためになるのかもしれませんね。