楽と苦はひとつなり

楽と苦はひとつなり
 楽があれば苦があり、苦があるからこそ楽があります。長年の苦労が報われる喜びは何物にも代えがたいものです。楽しいことばかりを求め、苦労から逃げていると本物の喜びを知らないままになります。苦のない楽はいつしか虚しくなります。苦労の先にこそ本当の楽と生きる喜びがあるのです。苦難の門より入り喜びの道を通り幸福へと至るのです。苦楽は表裏一体であり選り好みすることなく、与えられるすべてを誠実に受けとめていくところに人としての成長と生きる喜びがあるのではないでしょうか。(色紙おみくじ16)

 

f:id:buddhist:20200317085752j:plain