あなたの苦情を買い取ります

 最近はネットで苦情を買い取るというビジネスが登場したようです。たとえば買った商品への苦情、飲食店への不満などを、そのサイトに書き込むと、わずかですがお金を得ることができます。サイト運営者は集まった苦情をデータとしてまとめ企業に販売し利益を得るそうです。何でもビジネスになる時代だとあらためて実感させられました。なるほど、これは消費者、サイト運営者、企業にとって有益なものだと思いました。消費者にとっては不満の解消になりますし、企業にとっては消費者の動向や改善点が分かりますし、サイト運営者はその双方を結ぶことができます。


 ビジネスチャンスは無限にあるわけですが、多くの起業家は失敗しているのが現状のようです。成功と失敗のボーダーラインは志にあると思っています。単に社長になりたいとか儲けたいと思って起業しても失敗します。社会から必要とされる会社であり社長でなければ存続するのは難しいものです。これは事業継承においても同じです。バブル期までは誰が社長になっても、それなりに事業を継続できました。しかし、現在は仕事への姿勢や能力が大きく問われます。 


 現在は何事も厳しく選別される時代です。その選別の基準は必要とされるかどうかだと思っています。私達は必要とされる人間にならなければなりません。これは能力があるとか楽しいから必要とされる人間だとはいえません。それぞれの長所を伸ばし短所を抑えていくことで必要とされるようになっていきます。人間関係には絶対唯一の基準はありません。誰にでも与えられている自分なりの魅力に気づき、それを磨くことが大切ではないかと思うのです。


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