まるいまん丸のお月様を見上げて思うことは、私も満月の月のように、まるい心でいつもいられたらということです。車のタイヤもまるい形をしているからこそ、摩擦も少なくスムーズに進むことができるのです。人間関係もまるく円満にいけばいいのに、すぐに形が崩れては角が立ってしまいます。まるい心とは、おだやかな心境であったり、些細なことにいちいち腹を立てないおおらかな心だと思うのです。
まるい心をいかに維持するかが大切だと思うのですが、なかなかに難しいことでもあります。たとえ、その場はおだやかにやり過ごしても、あとで後悔したりイライラするのでは、かえってストレスとなってしまいます。まるい心とは表面的に我慢することではなく、悪意やストレスなど不幸の原因となるようなものを寄せ付けない作らない心だと思うのです。
そのためには経験や努力も必要です。たとえば相手の悪意を受け流す術を学んだり、争いに巻き込まれないように注意したり、自らのトラブルを作らないように心掛けたりと、処世術ではありませんが上手な対応が大切だと思うのです。こういったことを意識して実践することによって、まるくおおらかな心を持続できるようになるのかもしれません。
世の中には様々な人間がいて、その価値観や行動も同じではありませんし、相性というものもあります。しかも、どのような人間とどのような時に出会うかも分からないものなのです。ですから、自分の心を守るということを意識していなければなりません。外からのストレスをいかに回避するかも、幸福実現のために必要なことなのです。どうせ生きるならば楽しく生きたいと誰もが思うはずです。私達は楽しく生きるための術を、それぞれに習得していかなければならないのです。
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