オリンピックが始まりました。各国の代表が厳しい予選を戦い抜き出場する訳ですから、確実に勝てるということはありません。報道を見ていると「金メダル確実」とか「まさかの敗退」とありますが、過剰なのではないかと思うのです。プロ選手でありプレッシャーも必然なのでしょうが、それにしても大変だと思います。勝っても負けても流れる涙は重圧からの解放の喜びなのかもしれません。
一般の世界にもプレッシャーはあります。私は自分で抱えるプレッシャーは必要なものだと思っています。緊張感は必要ですし、それを乗り越えることで精神的な成長を遂げることができます。最初からプレッシャーを拒否して責任ある立場や挑戦から逃れようとする人もいますが、挑むことの価値に気づいてほしいと思います。
人間は自分にかけるプレッシャー以上に無意識に周囲にも重圧をかけています。親や上司はもちろんですが、日常の些細な会話にもプレッシャーが隠れているものです。期待と重圧は表裏の関係にあり、自分の期待が相手の重圧になることはよくあります。相手を追い詰めることもありますから、気をつけなければなりません。「そんなつもりはなかった」とよく聞きますが、自覚のないことは恐ろしいことです。自分に対しても、相手に対しても、適度な緊張感をもって臨みたいものです。