予兆を無視しない

 大河も源流の一滴からはじまりますが、何事も小さなところからはじまり、必ずその予兆があるものです。その予兆に気づかなければなりません。そのため健康であれば定期的な健康診断を受けなければなりませんし、人間関係ではあれば日頃からの会話が大切ですし、仕事であれば細かい数字や口コミなども大切です。気をつけていれば様々な予兆に気づくことができます。


 予兆に気づいたならば放置することなく対処しなければなりません。大多数の人は何かおかしいと気づくことはできるのですが、面倒であったり不安であったりするため、その先の行動が伴いません。気づいているのに、気づかないふりをしているうちに、亀裂や問題は大きくなっていき対処できなくなってしまうのです。明らかな状態となり対処できなくなってはじめて事実を認め後悔する人が多いものです。


 まだ小さい問題なら不満なら何とかなるものです。予兆に気づいたならばすぐに行動する習慣が大切です。早ければ早いほど楽なのです。小学生の夏休みの宿題ではありませんが、棚上げにしていると必ず後悔します。順風な人は運がいいのではなく、表面化する前に様々な問題に対処しているだけなのです。今しなければならないことは今するべきなのです。ちゃんと確かめて、ちゃんと対処することで安全安心な生活を送りたいものです。