一意専念

 一意専念という言葉がありますが、何事においてもひとつのことに集中して臨みたいものです。現代は様々な選択肢があります。しかも、そのどちらが良いのか、やってみなければ分からないものが多く、結果が分かるまで時間がかかることもあります。そのため、たとえひとつを選んだとても、はたして自分の決断が正しかったのか不安になることもあります。


 心が定まらない状態で頑張っても、なかなか成果はあがらないものです。そのためますます不安になり効率も集中力も落ち結果は遠のくばかりです。私はどちらを選ぶかよりも、選んだものを「これで間違いないと」信じ結果が得られるまで頑張ることです。そのためには、まず自分を信じることです。自分を信じ、その自分が選んだ選択も信じることです。


 二兎を追う者は一兎をも得ずという言葉もありますが、やはり欲を出すことなく専念することです。自らが選んだ一道を忍耐と精進をもって歩まなければなりません。どのような道にも結果とご褒美は用意されています。自分と同じ人間がいないように、自分の人生も自分だけのものなのです。他と比較することなく、ブレることなく、我が道を究めていきたいものです。