冬将軍の到来に

 冬将軍が到来し、いよいよ除雪の季節となりました。当地においては、雪はあたりまえで11月から雪の準備はしていました。ですが、いざ降り積もる雪を見ていると気分は沈んでしまいます。ですが、いかに雪を恨んでも、どうしようもありません。雪も台風も地震も人間の力の及ぶものではありません。我々は自然の恩恵と脅威を受け取るしかできないのです。


 地元では11月になると挨拶で雪が話題になります。今年はどうなるのか。皆さんそれぞれのことをおっしゃいますが、一様に雪が少ないことを願うのですが、たまに雪がなければ米沢ではないと、雪を嫌がらない人もいます。そういう人は雪が降り始めても、落ち込むことはないのでしょう。もしかしたら喜んでいるかもしれません。


 同じ状況でも、受け取る側の気持ち次第で大きく違ったものになります。特に避けることのできないものに対して、どのような態度で臨めばいいのか考えなければなりません。嫌だ嫌だと思っているうちは、耐えることしかできません。しかし、それでは苦しいだけなのです。いかに受け入れ楽しむのか。簡単ではありませんが、まずは前向きな気持ちで臨みたいものです。