無機質社会の輝き

 先日ある記念式典が無事に終わりました。1年以上前から会議を重ね準備を進めてきたわけですが、刻々とその日が近づいてきて、当日はあっという間でした。コロナ禍にあり規模縮小や祝賀会の中止ということもありますが、なんだか物足りない寂しさを感じました。ですが、終わってしまえばそういうものなのでしょう。旅行などでも、出発前のワクワク感のほうが楽しいのかもしれません。


 本番を迎えれば淡々と終わってしまうとしたら、頑張っても頑張らなくても同じなのかもしれないと考えてしまいます。ですが、事前の様々な心配や苦悩がありトラブルがあり、それらも含めての本番なのだと思うのです。同じイベントでも立場によっても関わり方によって、どれだけ思いを込めたかで大きく違ってくると思うのです。


 何事も表面的なところではなく、想いの部分が大事なのだと思うのです。周囲から見れば些細なものでも、本人にとっては大切な宝物ということもあります。現代は無機質な社会に変貌してきているように感じられます。無機質社会にあって、自らの想いを高め人生を輝かせていかなければなりません。大切なのは関わり方であり、想いの込め方であると思うのです。