前向きな覚悟

 私はあまり絶叫ものは得意ではありません。子供の遠足で遊園地に行ったときは大変でした。子供を一人で乗せることもできず、付き添うのですが一度乗ってしまえば止まるまでどうすることもできません。慣れるということはなく、ただ耐えるしかありません。よくもこういった乗り物を考える人がいて、喜ぶ人がいるものだと思うばかりです。


 人生もジェットコースターのようなものだと思うのです。一度この世に生まれたならば、途中で放り出すことはできません。寿命が尽きるその瞬間まで自分の人生に責任を持たなければなりません。よく社会や親の責任にしようとする人がいますが、誰の責任でもなく自分の責任なのです。自分の人生をしっかりと引き受けてはじめて一人前になれるのです。


 誰かの人生と交換することはできません。この命この人生を全うする覚悟を持たなければなりません。覚悟を持てば言い訳がなくなり為すべきことが見えるようになります。人生とはシンプルであり、為すべきことを責任と誠意をもってこなせば自然と道が開けていくものです。しっかりとした歩みがあれば今の自分に満足できるようになると思うのです。誰かを責めて不平不満に埋もれても何も変わりません。自分を変えてくれるものは前向きな覚悟だけなのです。