令和4年 壬寅の意味と心得

 令和4年は【壬みずのえ 寅とら】の年です。【壬】には「担う」や「責任を持つ」という意味があります。私達は必要とされこの世界に生まれてきました。誰にでも、その人にしかできない役割があり、その人にしか支えられない人がいます。壬の年は様々な形で与えられた役割を試されます。また、あらためて自らの役割を考えるべき年でもあります。


【寅】には「つつしむ」や「助ける」という意味があります。何をするにも周囲の理解と協力が欠かせません。周囲に対してつつしんだ態度や感謝の気持ちが求められる年になります。お互いに謙虚な気持ちで力を合わせることが大切です。お互いに相手のことを考えることで幸福になれるのです。


寅年は発展に向け歩みだす年です。与えられた天命を知り誠実にこなし、周囲の人々と和合することで、子年から亥年までの今期12年を開運に導くことができます。自分の役割をあらためて考え、周囲の人々の理解と協力のもと着実に歩んでいきたいものです。今年はコロナ禍からの復興の年にしなければなりません。国の支援も必要ですが、各人が自らの役割に励むことこそ大切だと思うのです。