最近、占い師の相談が続きました。声をかけられ相談したところ不安を煽られ、どうしたらよいか分からなくなったという相談です。心身ともに健康な状態では声をかけられないかもしれませんが、不安やストレスに抱えていると、そういう雰囲気をまとうようになり、目をつけられてしまいます。そういう人に声をかけもっともらしいことを言って不安を煽れば、占い師の思いのままになってしまいます。
私達の心には抱えている漠然とした不安を明確にしたいという願望があります。どうしてこんなに不安なのか、どうしてこんなに悪いことが続くのか、どうして幸せになれないのか。その理由や原因を知らず知らず探しているものです。それを明確にしてくれる人を求めているのです。普通であればいかがわしい人間には近づかないのに、心が弱っていると自分から求めてしまうのです。それがさらなる不幸の連鎖へとつながっていきます。
私がアドバイスすることは、まず不安に翻弄されないこと。また不安を煽る人間には近づかないことです。次に心身の状態を健全にすること。無理をしないこと、生活習慣を改善することです。次に考えてばかりだと不安になるので、些細なことでも良いので今できる行動をすることです。1人で考えるのではなく、人間関係なら相手に聞いてみる、健康不安なら病院に行ってみる、仕事なら挑戦してみる、不安をつぶし自信をつけていくしかありません。最終的には人間的な部分を成長させてこそ、すべてが変わっていくのです。不幸の原因を探すのではなく、自分が変わっていくしかないのです。