浄化のお手伝いを

 政治家は何をやっても選挙のためといわれ、坊主は丸儲けといわれます。職業に対する偏見なのですが、火の無い所に煙は立たぬといいますが、まったくの偏見というわけではなく、その職種にそういう人が多いのも事実なのだと思うのです。不思議なもので、困った人は目立つものですし、噂になるものです。善良な30人の同業者をもってしても、打ち消せない印象を与えてしまう人もいます。


 真面目な者が馬鹿を見るのは問題です。各業界や地域の浄化作用というものが必要だと思うのです。業界団体や町内会などは発展ばかりではなく、様々な問題の解決や浄化という役割も担っているはずなのです。業界として信頼されなければ、健全な発展はありません。いかに必要とされる業種であっても、儲かればいいという考えでは、いずれ衰退するのは必然です。


 全体が良くならなければ個の発展もありません。自分だけが頑張っても成果は限られており、みんなで頑張ることが大切なのですが、心をひとつにすることの何と難しいことか。問題意識のない人に現状維持を捨てさせるのは難しいものです。人を変えるのは熱意と時間だと思うのですが、なにより忍耐を求められます。一定数を越えると現状は劇的に変わるといわれますが、先導はできなくても、立ち上がった人を支えてくれる人の数が大切だと思うのです。良きサポーターとなりたいものです。