決断の先にあるもの

 人生は選択の連続であり、自分という存在は過去の幾百千の選択によるものです。何を選び、何を選ばなかったのか。何をして、何をしなかったのか。その総和が今の私なのです。子供の選択は正誤や善悪の選択でありシンプルなのですが、大人になれば清濁混在する社会において正解のない選択肢も多くなります。


 たとえばコロナ禍にあっては医療関係者と観光関係者では求めるものが違います。どちらが正しいということではなく立場の違いなのです。異なる立場や価値観が交錯するなかで、ひとつの結論を導くのは難しいことです。私は後悔しないためには何を選ぶかよりも、選んだあとのほうが大切だと考えています。選んだこと決まったことを、いかに納得し実践し、より良いものにしていくかが問われます。決断は新たなるスタートでしかありません。次なるゴールに向けていかに進むかが重要だと思うのです。