輝く未来のために

 社会の授業とは知識や教養を身につけるだけではなく、人間が歩んできた過去を学ぶことから、現在の成り立ちを知ることが大切だと考えています。過去、現在、未来はすべてつながっているわけですが、過去を学ぶことで現在を知り、そこから未来を予想することができるのです。これは社会という全体的なことばかりではなく、自分の過去を省みることで、現在の必然を知り、さらに未来を予想し変革することができる、その最初の一歩が過去を学ぶことなのです。


 現在とは過去の自分が作ってきたものであり、いわば必然なのです。過去の自分の努力や怠慢、恩恵や逆境などすべてが今の自分を形成しています。偶然や第三者が今の自分を作ってきたのではなく、すべて自分の選択と行動の結果なのです。この事実を認めることで、今の自分がどのような未来を作っていくかも予想することができ、さらにはその予想が意に反するものであるならば、それを変えていくこともできるのです。


 私達はそれぞれが望む未来を作っていくことができるのです。三日坊主という言葉があり、目標を持ってもなかなか続きませんが、途中で放棄することなく継続していことで、明るい未来が待っています。自分の過去・現在・未来をどのようにつないでいくのかを考えなければなりません。懲りない人とは過去から学ぶことのできない人です。自分の失敗や後悔は自分を変えるチャンスでもあります。過去から学べば今が変わり未来が輝きます。