短所の目立つ人

 会社の社長さんを見ても様々なタイプの人がいるものです。それは優劣ということではなく個性であり、天からの賜物だと思うのです。各人がそれをどのように磨くのかが問われます。「玉磨かざれば光なし」の言葉そのものです。自分がどういう人間なのかを知らなければなりません。誰しも長短あわせ持つ存在です。「隣の芝生は青く見える」といいますが、自分が持ってないものを求めるのではなく、自分が持っているものに気づき磨き勝負するのです。


 世の中には長所の目立つ人と短所の目立つ人がいます。その違いは自分の長所を活かそうとしているのか、それとも短所に翻弄されているかなのです。せっかく素晴らしい長所を持っていても、言葉が足りず周囲に誤解されたり、素直に頑張れずに結果に結びつかないということもあります。人間のDNAも能力も大きく違うものではありません。些細な違いが積み重ねによって大きな違いとなるだけなのです。


 長所や才能を発揮するためには人間性が大切です。人間は周囲に認めてもらうことで、長所や才能を伸ばすことができるのです。いかに優れた人間であっても一人で生きているうちは、その力を発揮することはできません。周囲への配慮や素直な態度などが備わることで、周囲の助力も得て大きく成長していくことができるのです。