年齢を言い訳にしない

 年齢にかかわらず「もう年だから」と連発する人がいます。そういう人は自分の人生にブレーキをかけている人です。「もう年だから」と自分に暗示をかければ、意欲はなくなり何事もつまらなくなり、何もしないようになり体は衰え、無気力で寝たきりのような生活になります。これは年齢にかかわらず、楽しもう、学ぼう、幸せになろうという意欲のない人は同じ道をたどります。


 いつまでも若い人、さらには年齢とともに若返る人は、何より気持ちが若い人です。気持ちが若いと行動的で年齢を忘れて人生を楽しもうとします。同級生であっても、気持ちひとつで10歳も違って見えるものです。外見には日々の生活が反映されるものです。若く見える人は充実した生活を送っているのかもしれません。楽しいから若いのか、若いから楽しいのか、どちらも間違いではありません。


 「人は何のために生きるのか」という哲学的な思考はなくとも、積極的に活動していれば自然と自らの役割や居場所が生まれ充実してくるものです。身体的な衰えは避けられませんが、精神的な衰えがなければ健全に楽しく生活することができます。いつまでも若いつもりでバカをやるということではなく、年相応に人生を楽しむ、年齢を言い訳にしないということが大切だと思うのです。