縁を磨いて福となす

 人は良縁を求めて悪縁を嫌いますが、天より与えられるご縁は赤子と同じように無色透明であり善悪の区別はありません。大切なことは与えられたご縁を、どのように育てていくかということです。同じ相手でも、その人と幸せになれる人もいれば、不幸になってしまう人もいます。相手を選ぶことよりも、いかに関わるかが大切なのです。人生には合理的・計画的な選択肢は少なく、不合理であったり突発的であったりするものですが、それが人生の醍醐味だと思うのです。自分に与えられたものに不満を抱くのではなく大切に磨いてこそ宝となるのです。(色紙おみくじ4)

 

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