否定・悲観からの卒業

 自分で勝手な条件を設定しては苦しんでいる人がいます。たとえば幸せな人生のためには年収はこのくらい必要である。結婚するなら相手はこうでなければならない。友達として付き合うならこういう人でなければならない。「これでなければダメ」と自分で決めて、その条件をクリアできずに苦しんでいるということはないでしょうか。子供が100点を取らなければならないと意気込み90点の答案に落ち込んでいるようなものです。


 高い目標を持つことと現状を否定することは同じではありません。目標や理想は頑張るための燃料になりますが、取り扱いを間違えると爆発してしまうのです。八方塞の状態にあるならば、まず自分が否定していることを見直してみることです。あれもダメ、これもダメと否定の連続から明るい希望は生まれてきません。つまらない固定観念を捨てることで、新しい可能性が生まれてくるのです。


 私たちはもっと自由にならなければなりません。自らを拘束する思考から解放されることで、今よりもっと楽に考えることができるのです。自滅する人は考えるほど自分をダメにしてしまいます。否定的・悲観的な思考で物事が好転することはありません。大事なことは自分を大切にできる幸福にできる考え方をすることです。物事は難しく考える必要はありません。楽しくシンブルに考えるからこそ明るい希望が見えてくるのです。