幸福へのステップ

 苦難や不幸というものはワガママな子供だと思ったほうが良いと思うのです。面倒だと嫌ってしまうと、ますます駄々をこねて暴れてしまいます。まずはどのような子であろうと自分の可愛い子供であるという態度が求められます。それは苦難や不幸であっても天よりいただいたご縁だと思うことです。次にたとえワガママであっても自分の子供を責任を持って育てようとすることです。子供から逃げることなく親としてちゃんと向き合わなければなりません。それは困難や不幸に対しても責任ある態度で向き合うということです。

 

 親として子供とちゃんと向き合うならば、子供から信頼されるようになります。信頼されるからこそ、子供は親を手本に成長するようになります。それは困難や不幸にあっても正しい生活をすることで、天や周囲から信頼されるようになるということです。そうすれば困難や不幸はその姿を変えるようになります。どのような人であっても天より与えられる種は同じだと思うのです。その種をどのように育てるかで幸福と不幸という正反対の道をたどることになります。世の中には幸せになりたいと願いながら不幸へといたる道を歩む人が多いものです。幸せを願うばかりではなく、幸せへの正しい道を見出し正しく歩まなければなりません。