信じるということ

 自分を信じられいない
 家族を信じられない
 友人を信じられない
 神仏を信じられない

 信じることができなければ不安や不信に苦しむことになります。信じられないという人は安心の条件や材料を求めている人です。しかし、そういったものを求めているうちは安定することはありません。人間は契約によって信頼関係を築いているわけではなく、目の前の人間をただ信じることしかできません。人間にはお互いに優先順位があり、自分が可愛いものです。人間関係はこのことを理解したうえでの付き合いなのです。


 100点の相手を信じるのではなく、ありのままの相手を信じることができなければなりません。裏切られることを前提にする必要はありませんが、信じるという尊い行為は相手に何かを求めるのではなく、信じるかは信じないかはあくまで自分の問題なのです。一人では生きることができない私達は相手を信じて安心して暮らすか、相手を信じることができず不安に怯えるかの二者択一です。どちらを選択するかは自分で決めなければなりません。